ファクタリングと相性が良い業種をご紹介!~建設業・運送業・製造業編~

コラム

弊社、ファクタリングゴールドWEBサイトをご覧いただきましてありがとうございます。

弊社コラムの第二弾となります今回は、ファクタリングと相性が良い業種をいくつか紹介させて頂きたいと思います。

ファクタリングは売掛債権があれば業種や業態は不問ですのでどなたでもご利用いただけますが、売掛金を活用した資金調達は特に相性が良い業種がいくつか存在します。

今回はファクタリングと相性の良い業種の中から建設業、運輸運送業、製造業の3つを取り上げ、なぜ相性が良いのか詳しく解説していきますので、ぜひ参考になさってください。

建設業がファクタリングとの相性が良い理由

建設業を業界全体として見た場合の特徴としては、多重下請け構造が強固に構成されているということが挙げられます。

発注者から仕事を引き受けた元受けがさらに下請け、孫請けへと仕事を順次流していく構造です。

規模は大手ゼネコンが関与するものだけでなく、地元の名前が売れた企業が請け負って周囲の下請け業者に流すなど規模は色々ですが、多くの企業体が絡んで一つのプロジェクトを進めていく構造は変わりません。

そして建設業では請け負った仕事の完成までに長い工期を要し、完了するまで対価を受け取ることは基本的にできません。

このような前提がある中、建設業界は以下のような事情により資金需要が生じやすい特徴があります。

自社で行う仕事の費用は自前で用意が必要

下請け企業が請け負った仕事の対価を頂けるのはかなり先になるので、仕事を遂行するための資材等の費用は自前で用立てが必要です。

また仕事の一部を他の下請けに発注するにしても、その費用も当初は自腹となります。

こちらの費用も基本的に後払いになるので当初の費用は発生しない場合でも、孫請けの仕事が早く終わって対価の支払い義務が発生すればやはり自前でその費用の用立てが必要になります。

仕事を請け負うにあたり自前でそれらの費用を賄えない時には、確実に手元資金を用意できるファクタリングが利用されることが多くなります。

工期延長で支払いが遅れることも多い

建設業は工期の遅れや予期しないトラブルで予定した支払いを約束通りに受け取れないこともしばしばです。

発注元の支払いが遅れれば自社の支払いに支障をきたし資金ショートのリスクが生じることもあります。

時間的余裕がない資金ショートの危機が生じた場面では迅速性に秀でるファクタリングによる資金調達が適しています。

着工金や中間金も確実に受け取れるか不安

発注に伴って着工金や中間金を受け取れるケースもあるものの、これについても同じ理由で約束通りに行くかどうか分かりません。

上の①で見たように、自分が一部仕事を下請けに発注する立場になる時に支払いの手元資金に不安を感じるのと同じで、仕事を振り出す側の建設業者は様々な事情から発注にかかる支払いに不安を覚えています。

とかく予定通りにいかないのが建設業界ということですね。

予定した支払いが受けられない場合には、迅速、確実に手元資金を確保できるファクタリングが選ばれることになります。

運送業とファクタリングの相性が良い理由は?

運輸・運送業界もファクタリングの利用が特に多い業種の一つです。

運送業でファクタリングが多く用いられる理由を見てみましょう。

非経常的な予定外の出費が発生する

運送業では事故による車両の修理費用や事故で稼働できない従業員の生活保障、また代替人材の補充など非経常的な出費が起きやすい業界です。

特に最近は運送業界をはじめとして人材不足が強く叫ばれています。

募集しても簡単に人が集まりませんから、費用面で高い報酬を提示しないと必要最低限の人材すら確保できない時代になっています。

予測不能な事態により発生する資金需要には、迅速、かつ確実に資金確保が叶うファクタリングが好んで利用されます。

必要コストの事前確保が難しい

建設業と同じで運送業においても運送にかかる燃料費などのコストを事前に払い受けることが難しいことが多いです。

必要なコストはまず自前で用意しなければならないので、それだけ会社の資金体力喪失を招きます。

これを嫌って事前に支払いを求めたとして、これが了承されればいいですが簡単にはいきません。

業界の慣習として後払いが多くなっていますから、こちらの願い通りに先払いを受けられる期待は持てません。

自前の手元資金が用意できない時にもファクタリングによる資金確保が用いられます。

年間を通して収益が安定しない

運輸運送業界は繁忙期と閑散期の差が激しい業界でもあります。

お盆や年末年始、クリスマス商戦など一時的に需要が急増する時期があり、この時期には同業社間での人材獲得競争が勃発します。

他社よりも好条件を提示しないと必要人材が集まらず、売り上げが見込める儲けのチャンスを逃してしまうことになります。

この時期には需要に応じるための車両の増発も必要ですから、車両リースなどにも費用がかかり増しになります。

一時的な資金需要の増大にもファクタリングならば確実な対応が望めます。

 

燃料費の問題

運送業界ではかねてから燃料費の高騰に頭を悩ませてきました。

燃料費は短期間に乱高下する上に、数年前からはロシア・ウクライナ紛争による燃料費高騰も直撃し、さらに負担が増しています。

燃料費が高騰している事実は皆実感してはいるものの、この分を当然のように価格転嫁できるわけではありません。

受注価格が上昇すれば他社に乗り換えられる可能性もありますから、簡単に価格転嫁はできません。

中長期的に安定したコストの見通しを立てづらい中で、目の前に不意に訪れた資金需要にもファクタリングならば機動的に対処できます。

製造業とファクタリングの相性が良い理由は?

ものづくりの国として名をはせた我が国の経済を支えているのは中小の製造業者の方々です。

製造業界も建設、運輸と並んでファクタリングと相性の良い業種であり、弊社でもほぼ毎日問い合わせがあります。

製造業でファクタリングが多く利用される理由を見てみましょう。

取引先の数が多く、ほぼ全てが掛け取引である

製造業は納品先方面、仕入先方面双方とも関係する取引先が多数となるところが多いと思います。

一つの部品だけを専門で作っている所は別として、大抵は多種多様な製品に用いられる各種の部品なり製品なりを生産するため、納品先も仕入先も数が多くなることが多いです。

取引先の数が多くなると、支払いと入金のタイミングのズレが生じやすく、支払いサイトの管理が困難となり資金ショートのリスクが上がります。

中小事業者にとって信用は何よりも大事で、一度支払い事故を起こすと信用はがた落ちで、その後の会社運営に大きな支障をきたしてしまいます。

また売掛金の回収にかなり時間を要すこともあり、その間に資金需要が生じると対応できません。

ファクタリングは支払いサイトのズレから生じる資金需要はもちろん、迅速な対応が求められる資金ショートの場面でも強みを発揮します。

仕事の受注は持ち出しが前提

製造業も建設や運輸と同じで、基本的に仕事の受注に伴う経費は全て自前で用意しなければなりません。

請け負った仕事を完成させて生産品を納品し、検品を受けて支払いを受けるまでは対価を得ることができません。

生産品の元となる資材や材料の仕入れにかかる経費、外注費などはすべて自社の持ち出し資金で用意しなければならないので、先行コストが発生します。

これを嫌って仕事を受注しなければ利益も上げられませんから、手元資金が無くても確実に用意できるファクタリングが好まれます。

不定期な支出がよく起きる

大型の機械・機材を使う製造業では機械トラブルも頻発します。

故障した機械を速やかに修理しなければ、その間稼働がストップするので売り上げが無くなります。

また約束した期日までに生産品を納品しないと契約違反となり違約金が発生するリスクもあります。

このようなトラブルはいつ起きるか分からず、手元資金に余裕がない時期に起きてしまうと厄介です。

ファクタリングならば借り入れや融資のようにハードルの高い審査は無く、売掛金さえあれば確実に修理費用を確保できます。

新規取引の誘いを逃がせない

中小の製造業者は横の繋がりで余剰生産力を見込んで新規の仕事発注の相談を受けたり、事業承継が上手くいかなかった事業者の代わりとして新規に仕事の発注相談を受けることもあります。

せっかく舞い込んだお誘いを資金不足から断ってしまうのはあまりにもったいない話です。

受注さえできれば後付けでも売り上げによる利益を確保できますから、誘いを受けた時点でキャッシュがなくてもファクタリングで用意することで対応できます。

建設業・運送業・製造業でファクタリングを利用するメリットは?

ここでは建設・運輸・製造業の方々がファクタリングを利用するメリットをまとめてみます。

資金需要に迅速、確実に対処できる

建設、運送、製造の3業種とも、自社の持ち出し資金が必要になる場面が多く、しかも突発的な需要となる事が多い共通点があります。

資金ショートの危機が生じやすいのも同じで、「週末まで」、「明日まで」といった緊急性を伴うことも多いです。

ファクタリングは最短当日中に資金確保が叶うので、倒産の危機に瀕した場面で一番に検討したい対処法です。

信用リスクを避けられる

取引先の信用が重視されるこれらの業種では資金難を相手方に知られるのは避けたいケースが多いと思います。

ファクタリングは取引先に債権譲渡を知られずに進めることができ、貸金取引である融資と違って信用情報機関に情報が登録されることもありません。

また借金ではありませんから決算書上で負債が増えることも無いので、新規の取引先から信用調査を受ける際などにも足かせになることはありません。

むしろオフバランス化といって財務諸表の見た目がよくなるので好印象を演出できます。

保証人や担保が不要

ファクタリングは借金ではないので、利用に際して保証人や担保は一切不要です。

中小事業者の場合、保証人や担保がネックになって資金調達が難しいケースが多いと思われますが、ファクタリングはそのようなことはなく、売掛金さえあれば資金化できます。

また返済の必要がないことから、赤字や税金の滞納があっても利用可能です。

弊社では個人事業主も利用可

建設業を営む一人親方、個人で配送を請け負うドライバーの方など、個人事業主として活動している人もいます。

多くのファクタリング業者は個人事業主の方とは一律に取引を断るところが多いですが、弊社では個人だからという理由で一律に断ることはありません。

個別の事案を精査し、個人事業主の方でも買取可能な売掛債権があれば現金化のお手伝いをさせて頂きます。

売掛先と繰り返しの取引が継続してあることが確認でき、一定額以上の債権の支払いが確実視できるものであれば取引は可能です。

弊社なら手間なく迅速な資金調達が可能です

ファクタリングは元々迅速性、確実性のある資金調達手段として人気がありますが、弊社ではさらに利便性を高めたサービスを提供しておりますので、利用企業様に大変喜んで頂いております。

弊社では対面での取引はもちろん、取引金額によってはオンライン取り引きのみでご利用頂くことが可能です。

遠方の方は利用の足かせになることがないように、特に配慮して手間のない取引ができるように配慮しております。

手数料は業界最低レベルの1%~、他社では敬遠されがちな小口取引も積極的に対応しております。

建設、運送、製造業の方からは毎日のようにご相談をお受けしており、業界の事情はよく存じておりますので、どうぞ安心してご相談くださいませ。

まとめ

本章ではファクタリングと相性が良い業種の中から建設業、運送業、製造業を取り上げ、利用が多くなっている理由や相性が良いと言われる理由について見てきました。

これら3つの業種はそれぞれの業界特有の事情の中で資金需要に対応するのが難しい側面があります。

ファクタリングは特に難しい条件がなく、売掛金さえあれば迅速、確実に資金調達が叶いますから、万能な資金調達手段として経営者の方に人気があります。

弊社でも多くの方に利用頂いており、中でも建設、運送、製造方面の方からの利用が圧倒的に多い印象です。

弊社スタッフは皆、業界特有の事情をよく存じておりますので、事情を加味してスムーズにお取引頂けるよう努めております。

資金需要が生じた際にはぜひお気軽にご相談頂ければ幸いです。

「記事制作者」:ファクタリングゴールド企画部コラム担当(行政書士・日本FP協会認定AFPとして実務経験あり)