ファクタリングによる資金調達とは?仕組みや借り入れとの違い、メリット・デメリットを詳しく解説します

コラム

「ファクタリングゴールド」WEBサイトをご覧いただき誠にありがとうございます。

弊社コラム担当でございます。

弊社では事業者の皆様にファクタリングサービスを通して事業資金の提供を致しております。

ファクタリングは借り入れや融資に変わる新しい資金調達法として流通し、法律上も両者は全く異なる性質を持ちます。

ファクタリングは借り入れや融資と比べて多くのメリットがあり、迅速、かつ確実に資金調達できることで人気を呼んでいますが、中にはまだあまり詳しくご存じない方もいらっしゃるかもしれません。

コラム初回ではファクタリングによる資金調達について、仕組みやロジック、融資との違い、メリットだけでなくデメリットも含めて詳しく解説していきますので、ぜひ参考になさってください。

ファクタリングによる資金調達とは?

ファクタリングは掛け取引で生じた売掛債権を売却し現金化するもので、普段掛け取引において商品やサービスを売る側となる事業者が利用できます。

債権の売却で得た代金は用途に制限がないので、日常の運転資金や設備投資などはもちろん、借入金の返済などあらゆる用途に利用できます。

近年、不動産などの担保に頼った事業資金調達は見直すべきとの論調が強くあり、経済産業省も売掛債権など流動資産を活用した事業資金調達を推進する姿勢を見せています。

ファクタリングの仕組みをご紹介させて頂きますと、ロジックとしては大きく二社間取引と三社間取引の二つの取引形態があります。

二社間取引は債権を譲渡する会社と債権を買い取るファクタリング業者の二社だけが取引当事者となるもので、売掛先の会社に債権譲渡の事実を知られずに進められます。

これにより信用面で影響が出ることを防ぐことができます。

ロジックの詳しい図解は弊社公式サイト内で紹介していますので、ぜひ参考になさってください

ここでは二社間、三社間取引の違いや使い分けについて押さえていきますが、二社間取引では売掛先が取引当事者とならないことから、ファクタリング業者にとって資金回収のリスクが上がるため、手数料の面では以下の三社間取引よりも高くなります。

個別の事案によって手数料は変動するものの、概ね債権価額の10%~30%程度に収まることが多いです。

その代わりに迅速性の面で優位性があり、最短当日中に現金化が可能です。

三社間取引は売掛先の合意をとって取引当事者となってもらいます。

当然ファクタリング利用の事実を知られることになりますが、最近は債権譲渡は割と一般化してきているので、信用面で不都合が生じないことも多くなっています。

その場合、手数料負担が抑えられる三社間取引が有利です。

三社間取引の手数料目安は債権価額の1%~9%程度と、二社間取引に比べてかなり低くなります。

ただし売掛先の承諾を取るために一定の時間を要しますから、急ぎの事情がある場合は二社間取引をお勧めすることもあります。

まとめますと、急ぎのケースや信用面で影響がでることを防ぎたい場合は二社間取引、時間にある程度余裕があり、手数料負担をできるだけ下げたい、かつ売掛先の合意が取れるというケースでは三社間取引がお勧めできます。

なお、弊社ファクタリングゴールドでは医療・介護系ファクタリングにも力を入れており、クリニックなどの医療機関、調剤薬局、介護事業者の方がご利用頂けます。

我が国の保険制度上、医療機関は診療報酬、調剤薬局は調剤報酬、介護事業者は介護報酬をそれぞれ国の基金から回収する仕組みになっています。

この回収には2か月弱かかるため、その間に資金需要が生じると対応できません。

上記診療報酬等の債権も、一般商社の売掛債権と同様に弊社で現金化が可能で、これを事業資金として活用して頂けます。

医療・介護系のファクタリングは一般商社の売掛債権よりも手数料がかなり優遇されますので、ぜひ積極的にご検討頂ければと思います。

融資や借り入れとの違い

ファクタリングは借り入れや融資とは全く異なる性質を持つものだと冒頭でお話ししました。

融資は法律上は貸金取引となり、当然ながら約束した期限には利息を付けて返済する義務が生じます。

そのため将来の返済資金の確保を常に気にしなければならず、事業計画に支障が出ることもあります。

ファクタリングは法律上、債権の譲渡取引にあたります。

お金を借りて返すという性質は全くなく、イメージとしては不要な在庫を処分して現金化するのに似ています。

債権を売却して得た代金は返済の必要がないので、全額事業資金として活用できます。

上でもお話ししたように使用用途に制限がかかることもありません。

ファクタリングとはどのようなものかを理解する上で、まずは融資とは根本から全く異なる性質を持った資金調達手段だということを理解して頂きたいと思います。

その上で、次の項では資金調達手段としてのファクタリングにどのようなメリットがあるのか詳しく見ていきます。

ファクタリングのメリット

ファクタリングには以下のようなメリットがあります。

融資の場合、返済リスクに備えるために銀行は相当慎重な審査を行います。

また担保の保証力の調査や保証人の信用調査にも時間がかかるので、急ぎのケースでは資金調達が間に合わないことが多いです。

ファクタリングは融資のような時間のかかる審査が要らず、売却可能な売掛債権があればすぐに現金化できます。

二社間取引ならば最短で当日中に、三社間取引でも数日以内には必要な資金を手にして頂けます。

赤字や税金の滞納があっても利用できる

融資の場合、銀行としては融資相手の返済能力がなければ焦げ付きによるダメージを受けます。

ですから審査の際に赤字が確認されるようだと融資は相当慎重になり、中小の事業者だと少額の赤字でも融資が否決されてしまいます。

また税金の滞納がある場合はほぼ100%融資は望めません。

企業経営上、税金は何をおいても優先して支払うべきとされていて、これが払えないような状況では近い将来倒産の危機がいつ訪れてもおかしくない状態だと認識されるからです。

「返済」という概念がある融資では仕方のないことですが、ファクタリングの場合は違います。

ファクタリングは手元にある売掛債権自体に金銭的価値を見出すものですから、売却可能な債権があれば赤字があろうと税金の滞納があろうと取引が可能です。

ノンリコース取引である

ノンリコースというのは、売掛先が万が一倒産するなどして資金回収が望めなくなった場合でも、債権を譲渡した会社がその責任を負わなくてよい取引を意味します。

もしそのような事態になった場合は売掛債権を買い取ったファクタリング業者側が負担を負うので、債権を譲渡する会社は契約後のリスクを気にすることなく安心して売掛債権の売却に臨めます。

信用面で影響が出ない

上でも述べたようにファクタリングは貸金取引ではないので、信用情報機関に登録されるようなことはありません。

また二社間取引であれば売掛先の会社にも知られずに済むので、信用面で影響が出る心配はいりません。

保証人や担保は一切不要

ファクタリングは売買対象となる債権そのものに金銭的価値を見出すもので、返済という概念もないことから保証人や担保の提供は一切不要です。

銀行融資ですでに担保や保証人の信用枠が一杯で追加融資が望めないような場合もファクタリングなら問題なく利用できます。

また元々担保に供せる不動産資産などを保有しないことが多い業種(IT関連など)もファクタリングと相性が良く、多くの利用者がいます。

このような担保資産がなく融資を利用しづらい業種の方もぜひ検討頂ければと思います。

オフバランス化により印象が良くなる

借り入れをすると財務諸表上では負債が増えるため見栄えが悪くなりますが、ファクタリングはオフバランス化により逆に見た目が良くなります。

売掛債権はもし回収に失敗すれば不良債権化してしまう勘定科目ですので、ファクタリングによりこの勘定科目が消え、企業体力の源である現金が増えることで第三者から見た印象が良くなります。

用途制限がない

特に日本政策金融公庫など公的な融資を受ける場合は面倒な用途制限が付くことが多いですが、ファクタリングでは得られた資金の用途に制限が出ることは一切ありません。

ファクタリングのデメリットは?

ここではファクタリングのデメリットや注意点をまとめて確認します。

売買手数料がかかる

ファクタリングの利用には一定の手数料がかかるので、現金化ロスが生じます。

売掛先の業績次第では利用できない

ファクタリングで重要なのは債権の信用であり、これはつまり売掛先の会社の信用ということです。

こちらの信用状態が悪い場合は利用できないこともあります。

売掛金以上の資金調達はできない

借り入れの場合、自社に信用があれば金額に制限なく資金調達が可能です。

ファクタリングは売掛債権の売買である以上、債権価額以上の資金調達は望めません。

一括精算が必要

二社間取引の場合、売掛金は期日になれば通常通りに支払われるので、債権を譲渡した会社はこの資金を一括してファクタリング業者に移送しなければなりません。

意図せずとも資金を使い込んでしまうと契約違反となってしまうので、会社の資金担当者と意思を共有して売掛金を受け取った際に他の支払いに使ってしまうようなことがないように注意しましょう。

債権譲渡登記が必要な場合がある

二社間取り引きの場合、債権の二重譲渡を防ぐ目的で債権譲渡登記が必要になることがあります。

その際の登記費用は利用者負担となります。

また登記は誰でも閲覧できるので、もし売掛先の会社が確認すればファクタリングの利用を知られる可能性があります。

ただし特段の事情もないのに登記を確認されることはありませんから、外部に知られる可能性はまずないと思って頂いて大丈夫です。

弊社ファクタリングゴールドならではの強み

ではここで弊社「ファクタリングゴールド」ならではの強みについて紹介させて頂きます。

上で見たファクタリングのメリットに加えて、弊社では以下のようなメリットがあるので、ぜひ積極的にご検討頂ければと思います。

個人事業主の方も利用できます

ファクタリング業者の多くは利用者を法人のみに絞っていますが、弊社ファクタリングゴールドは法人・個人事業主の別に関わらず買取可能な債権があればお取引頂けます。

手数料は最低1%~

手数料が安い三社間取引でも、他社では最低2%、あるいは3%程度~となっているところが多いようです。

債権の信用度や個別取引の状況によって実際の手数料は変わるものの、ファクタリングゴールドは最低1%~の設定となりますので手数料負担を極限まで避けられます。

小口、大口どちらも対応致します。

ファクタリング業者の中には手間を嫌って小口の取引を避けるところがあり、また資金力のない所だと大口の取引には対応できません。

弊社は小口30万円~の取引が可能で、大口取引には上限額を設けていません。

ですから御社の資金需要に柔軟に応えられます。

オンライン取引が可能

弊社ではオンライン取引が可能です。

取引金額や個別の条件にもよりますが遠方の方は対面するためにご足労を願わずともオンライン上でやり取りして頂けます。

近場の方でも少額の取引の場合はオンラインのみで取引可能なことが多いので、ぜひお気軽にご相談ください。

地域密着で安心安全

弊社は古くから福岡は中洲に居を構えはや20年、地域密着で商いを営んで参りました。

最近は様々な業種で店舗を持たずネット上のみで活動する事業者が増えているようですが、弊社は地域に根差して看板を掲げ、信用第一の考えで商いをしております。

「ファクタリングは初めてで不安」という方も、ぜひ安心して弊社にご相談頂ければと思います。

弊社は九州全域、及び中国・四国地方をテリトリーとしております。

業種問わず、多くの事業者の方にご利用頂いておりますので、資金需要が生じた際にぜひご利用くださいませ。

まとめ

今回は弊社コラムの初回発信ということで、ファクタリングの仕組みやメリット・デメリットなど基本的なところをお話ししてきました。

近年は融資と比較したファクタリングのメリットが多くの方に知られるようになり、資金調達の第一選択肢としてファクタリングを希望される方が増えています。

今後もますます利用が増える予想ですので、経営戦略の一環としてぜひ取り入れて頂ければと思います。

今後はファクタリングについてだけでなく、経営に関する各種お役立ち情報や時事ネタなど幅広くお届けできたらと思っておりますので、ぜひお付き合いを願えれば幸いです。

次回もまた、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

「記事制作者」:ファクタリングゴールド企画部コラム担当(行政書士・日本FP協会認定AFPとして実務経験あり)